夜間血圧が下がらなかったり眼に障害が起こる可能性も

高血圧が体に悪いという話は誰もが聞いたことがあるでしょうが、どのように悪くなるのかを詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。放っておくと体の中に様々なトラブルが起こってしまい、最悪の場合死に至る可能性もあるのです。だからこそ早いうちから健康に良い生活を心がけるべきです。
血圧が高くて起こる代表的なものは「動脈硬化」です。これは動脈の幅が狭くなったり、弾力性がどんどん失われて硬くなったりすることで血液の流れが滞ってしまう状態です。この状態が長く続くと、体内の各臓器に様々な病気が起こります。有名なのが脳卒中や心筋梗塞、狭心症などで、まさに命に関わる恐ろしい病気です。
そして意外なことですが、血圧が高いと眼にダメージを与えます。「高血圧網膜症」という聞き慣れない病気があるのですが、網膜の血管が損傷を受けて血液の供給が悪くなり、徐々に視力の低下が起こるのです。眼が悪くなると日常生活が不便になりますし、異変を感じたらすぐに眼科へ足を運ぶべきです。
そしてもう一つ深刻なのが「夜間高血圧」という病気です。血圧は普通24時間上下に変化するものですが、一日で最も低くなるのが夜間眠る時です。睡眠中は脳も体も休んで血液を必要としないため、生物は血流を弱めて心臓や血管を休ませます。しかし夜間高血圧を患っていると、寝ている間も高い数値のまま下がらず、体に相当な負担をかけます。その結果、脳や心臓を徐々に蝕んでいくという怖い症状が現れてしまいます。
これらの症状が出たら一刻も早く病院に向かうべきですが、健康診断などで数値が高いと指摘された高血圧予備軍の方々は、病を引き起こさないためにもなるべく普段から健康的な生活を送るよう努力すべきです。